かすお

その謙遜、俺に効くな〜。

2021/10/23

早朝土曜日。NHKにようこそ!漫画版を読破した。書籍とはかなり内容が違ってた。

個人的に共感が激しかったのが山﨑の

僕らは自殺だなんてドラマティックなことに関わる資格がありません
どんなに落ち込んで苦しんでも
このばかばかしい日常に帰ってくるだけです
もし帰ってこなくてもどこかで馬鹿らしく死ぬだけです 

って言葉。

俺がどんなに自分の悲劇を熱弁しようと、親に感謝を述べて遺書なんか書いてみても、結局のところはコレだ。

愛の告白を振られるより振りたいように、酸っぱい葡萄のように、
「忌まわしきこの世界、こっちから願い下げだ!」と能動的に決別したい。

しかし出来ない勇気がない。

そんなドラマティックな最後を迎えられる器でもなく、緩やかな困窮に首を絞められゆっくりと破綻していき、この地上から弾かれる。

わがオワコンぶりをどんなに誇張しようが、もう疲れたと思わせぶりに嘆こうが、結局は今日も生きなきゃいけない。

そんな事実を再確認して初めて、どうせ生きるなら何か挑戦してみるかという意欲が半ば仕方なく生まれる、のだと思う。

しかし実は俺の場合「終わらせられない自分」をまだ認めきれていない。どこかでカッコよく自分で自分の人生にケリをつけられるのではないかと密かに思っている節がある。

故に、目の前の些細なトラブルに対して
「どうせ死ぬからもういいよ」
っていう最強の逃げ道を設ける悪癖、これを時々やっちゃう。

今俺がやるべきことはそれこそ山﨑の表現を借りると、ドラマティックなことに関わる資格が無いことを知り、地道に一歩ずつ歩いていくか一歩ずつ後退するか、しかないことを知ること。









そして曖昧で哲学的な世界に逃げ道を設けずに目の前の現実に立ち向かうこと。

明日提出期限の書類を書くこと。

幻想のプログラミングの勉強(笑)に踏ん切りつけること。

女の子との話し方を勉強すること。

その前に友達をつくること。

あーーどっかに山﨑落ちてねえかな。



頭頂部の薄毛が気になってちょっと落ち込んでた。どうせなら堂々とハゲたいものだ。

なんかすげー気分がざわついてる。落ち着かない。空飛んでるみたい。新しいコンテンツ一気に消化しすぎたか?

とりあえず鬱の気配を感知したので、すぐさま家から飛び出してきた。図書館へ行く。やっぱ家こもってるとメンタルやっちゃうわ。

どんよりと分厚い雲の下を木枯らしが通り抜けて行く。二週間前まで青々と茂っていたはずの葉っぱも殆ど落ちてしまっており、つくづく薄情だと思った。

今日は森見登美彦のペンギンハイウェイ、四畳半神話体系を借りてみた。作家なんて全く知らないが、この森見登美彦さんの、夜は短し歩けよ乙女 がとても気に入ったので他の作品も借りてみようと思った次第であります。こうやってお気に入りの作家さんを見つけられると、ぐんと読書ライフが華やぎそうだ。ついでにさっきの 夜は短し歩けよ乙女 にて黒髪の乙女お気に入りの絵本「ラ・タ・タ・タム」を借りてみた。小児用コーナーで真剣に絵本を探すのは中々に体が熱った。